アンブシュアのいろいろ

アンブシュアの形については、サックスの教本やWebサイトなど
いろいろな情報が書かれています。

それらの情報を見ると指導者によって、
アンブシュアの説明がかなり異なります。

「一体、何が正しいアンブシュアなんだ!!!」

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と迷わない様に、この問題について言及しておこうと思います。

このサイトでも言及しているとおり、
サックスの音色は多様性がありますから、
プレイヤーによってアンブシュアが異なるのは当然の事です。

指導者は、これまで学んできた知識と自分の経験を元に
アンブシュアを説明する訳ですから、語り手によって説明が異なるのは
当然の事と言えます。

だからこそ、このサイトでは原理ということを根底に置いて語りました。

その原理というのは、

「マウスピースに輪ゴムをかえた様に中心に向って均一に力をくわえる」

ということでした。

この原理については、ジャンルが変わろうが
逆立ちしようが、すべてのアンブシュアに共通していることです。

しかし、それ以外のことは
すべて全体のバランスを見てデザインする、と考えてください。

例えば、前回の記事では、
下唇を巻くシングルリップのアンブシュアを説明しましたが
他にも上唇を巻くダブルリップ、
下唇を巻かないファットリップなども存在します。

これらは、出したい音によって使い分けるという類いのものではありません。

プロ野球選手のバッティングスウィングが、
それぞれの選手によって、全く異なってみえる様に
体格やスウィングに関する考え方、ホームランを狙うのか、ヒットを狙うのか、などの
プレースタイルによっても、フォームが異なってくるのと同じです。

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まったく違うアンブシュアに見えますが
お伝えした「原則」については同じです。

どの様なバランスで、
どの様な方法でリードの振動をコントロールするのか
という方法論と目指す音色の違いだと思います。

また、人によって、骨格歯の形唇の厚さ舌の長さ
頬の筋肉頬の厚さ口の中の状態など、そもそも条件が違います。

前回、口の形は「ウ」である、とお伝えしましたが
人によっては、「イ」と「エ」の中間である、と説明する人もいると思います。

これはお伝えした「原理」を
自分の身体や目指す音色をイメージし体現した結果
「ウ」ではなく、「イ」と「エ」の中間がその奏者にとっては
一番、バランスが良かったのだ、という事であると理解してください。

「中央に向って均一に力をくわえる」というのも
どれくらいの力をくわえるのか、どれくらいのバランスでくわえるのか
などは、人それぞれ異なってきます。

表面上のアンブシュアを真似をすると失敗をする
その理由はここにあります。

だからこそ、「原理」を押さえて
自分にとって最適なアンブシュアを導き出すという事に心掛けてください。

表面上の形を気にするのではなく、
奏でたい音色を常に頭の中でイメージして練習することで
その音を出すためのアンブシュアが自然と形成されていきます

最後に、アンブシュアの形成は時間がかかります。
フォームさえ正せば、良い音が出るというのも幻想です。

思い描く音色をイメージし続けることで
気が付いた頃にそんな音色に近づいているという感じですので
気長にいきましょう。

 

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