サックスを演奏した後に必ず掃除をしましょう。
主に水分を専用のスワブで拭き取ります。
この掃除をしないと、管体やタンポが錆びたり
サックスの調整が狂う原因になるので、
長く良い状態で保つためにも、必ず毎回行ってください。
1、本体からネックを外します。
2、リガチャー、リード、マウスピースを取り外しましょう。ネックのキーの稼働部分は、軽く握ってマウスピースを外してください。強く握るとネックが変形してしまう可能性があります。
3、マウスピースは、スワブを通さずに水洗いをしてください。もしくは、スワブを通して水分を拭き取ってから、スワブを入れた方向から抜き出してください。
4、ネックはスワブを通して水分を拭き取ってください。
コルクグリスを使用した場合は、ティッシュなどで拭き取ってください。
5、リードは水分を拭き取ってリードケースに閉まっておきましょう。
6、リガチャーが変形しない様にマウスピースにセットしてケースに閉まっておきましょう。
7、サックス本体には、専用のスワブを通して水分を拭き取ってください。
※スワブは、数回通してください。
お勧めのスワブは野中のスーパースワブです。中に球型のスポンジがついていて、しっかりと水分が取れます。
8、キーの裏側のタンポについている水分は、あぶらとり紙などで水分を拭き取る様にしてください。キーは通常の場合で、開いているキーと閉じているキーがあります。閉じているキーは水分がついている可能性があるので必ずすべてのキーを掃除する様にしてください。
閉じているキーは以下です。
C1、C2、C3、C4、C5、TC、TA、TF、Eb、C♯、G♯
掃除をしながら、サックスの構造をしっかりと見ておきましょう。どのキーを押せば、どの様に連動してどのキーが動くかを把握しておくと後々、役に立つます。開いているキーは、水分が付着しているところはあぶらとり紙を使用して、掃除してください。
9、クロスなどで楽器の表面を拭きましょう。動画では説明していませんが、楽器の表面には手汗や手の脂が付着しています。キラキラしているラッカーの塗装が剥がれる原因になります。なるべくキレイな状態の楽器を保ちましょう。
10、ケースにしまう時は、必ずキャップをしてください。オクターブキーが曲がってしまう可能性があります。もし、購入した時のコルクがある場合は、以下の様にコルクを付けて、すべてのキーを閉じた状態にしておくと楽器の調整が狂いにくくなります。