サックスの構え方
サックスの構え方について説明します。サックスは吹いて奏でる吹奏楽器なので、自然に呼吸ができて身体に力が入っていない脱力した状態が望ましいです。ですので、サックスの重さは手で支えるのではなく首から吊るしてあるストラップですべて支えます。手でもサックスの重さを支えている様に見えますがサックスを固定しているだけで、腕や手にはサックスの重さは掛かっていません。
ストラップは楽器の裏についてあるこの穴に引っ掛けましょう。
右手の親指は、サックスの下側のフック。左はの親指は、サックスの上側の台に乗せてください。
これが右手と左手の定位置です。
サックスを吹く時は、以下の4点で支えます。
- サックスをくわえた時の上歯
- 左右を中央に寄せる力(左右)
- 右手
右手は、上に持ち上げるのではなく少し前に押す感覚です。感覚としては、まっすぐ正面に持っているイメージですがサックスの底部分は、右足のふとももあたりに位置します。
座って演奏する場合は、楽器を身体の右側面に持ってくる場合と真ん中に持ってくる場合があります。これはどちらでも構いません。吹きやすいスタイルで吹く様にしてください。女性でスカートやドレスを着ている場合は、真ん中で構える事が困難になるので身体の右側面でサックスを構える人が多いです。右側面でサックスを構える場合は、マウスピースを少し斜めに傾けると吹きやすくなります。真正面で構える場合は、立奏の時の構え方でそのまま座る感覚で股の間にサックスが収まります。
座奏の時は、深く腰掛けるのではなくイスの前から1/3部分に座ってください立奏の時も、座奏の時もサックスの重さはストラップに任せて肩、腕、指、胸などに力は入っていない楽な状態を保ってください。これで、サックスの正しい構え方は完成です。