どーも
こんにちは tataです。
tataは表での活動が活発ではなく何をしているのかわからないと言われる事が多いので、裏でどんな事を準備しているのかについてお話したいと思います。結論からいうと「LINE公式アカウント(旧LINE@)の整備」です。
これまでtataのサックス講座はメルマガを軸としていたのですが、昨年LINE公式アカウントへ乗り換えました。数年前からいつかはLINE公式アカウントへ移行しないといけないと思っていたのですが、昨年、LINE公式アカウントにできる事が思っていた以上に幅が広い事を知って乗り換えました。
本日の投稿では、LINE公式アカウントではどんな事ができるのか?それを使ってどんなビジネスモデルを構築しようとしているのかを包み隠さずお伝えします。多分、どんなビジネスでも応用できるはず。
最大のメリットは
「必要な人だけ」に送ることができる
LINE公式アカウントはLINEの企業アカウントです。登録してくれた友達(ユーザー)に一斉メールが送ることができます。そこはメルマガと同じなんですが、メルマガは一斉に大量のメールを送るので迷惑メールに間違えられたり、メーラーにすら届かなかったりする事があります。メルマガの一般的な開封率は10%と言われていて届かせるのすら難しいのが現状です。
LINE公式アカウントはLINEと同じフォルダにメッセージが届くので、まず届かないという事はありません。一般的な開封率は60%程度だと言われています。サービス提供者にとってLINE公式アカウントのメリットは開封率だと言われるのですが、僕が思う最大のメリットは必要な人だけに必要な情報を送れるという点です。
サービス提供者は、基本的に多くの人へ情報を届けたいと思っているのでフォロワーが増えれば増えるほど良いと思い込んでいるし、いろんな手段を使ってフォロワーを獲得する努力をすると思うのですが、ぶっちゃけ大事なのは登録数という見た目の数字ではありません。必要な人だけに必要な情報がちゃんと届くのが何より大事で、不要な人へのアプローチはノイズでしかありません。
例えば、tataのサックス講座で有料メソッドやレッスンの案内をするとします。初心者用の講座を上級者に案内する必要はありませんし、北海道に住んでいる人に神戸で行っているプライベートレッスンの案内をしても受講できません。
メルマガであれば登録頂いた方への一斉メールになるので、ユーザーが望んで登録したとしてもミスマッチなオファーを届けてしまう事があります。LINE公式アカウントは、設定次第でそのあたりを棲み分けることができます。そもそもLINE公式アカウントは1ヶ月間に送れるメッセージ数がプランによって上限が異なっており、その上限を超えると料金が加算していくシステムなので、送る側も必要じゃない人には送りたくないっていうのが本音です。
目的は自動化すること
LINE公式アカウントでは、メッセージを送るだけではなく、アンケートを取ったり、リッチメニューを作ったり、カルーセルといったカードタイプの案内を作ることができます。
リッチメニューは指定したボタンを押せば予め設定したメッセージを自動的に送ったり、指定したリンクへ誘導できたりします。これにより無料講座(コンテンツの配布)、オンラインサロンの申込、レッスン申込み、tataのサックス講座のコンセプトやプロフィールなどもユーザーが自分で読みたい、申込みたい、と思ったタイミングで配信することができるので不要な人へ配信することはありません。また、ユーザーから直接、返信頂ければ個別対応もできるのも良いところです。
さらにユーザーそれぞれの動きに細かくタグを設定できるので、一斉メールを出すときにターゲットを絞ることができます。例えば、アンケート機能を利用して名前や住所などの個人情報以外にも、楽譜が読めるかやどんな事を目標にしているかなどの項目を作れば、そのアンケート結果に基づいた人のみを抽出してメッセージを送ることができます。具体的にいうとアンケートで「楽譜が読めない」と回答をした人だけを抽出して「はじめての楽譜講座」の案内ができたり、関西地域お住まい人のみにイベントの案内を出すことが可能です。
僕はさらに「Lステップ」というLINE公式アカウントの機能を拡張するツールを導入しています。これによってあらゆる自動化が可能になります。アンケートの回答を自動でタグ付けできたり、顧客管理ができたり、事前に作成したシナリオに沿って配信を設定することができたりします。これらの機能を使って公式LINEアカウント内に「無料連載講座」をコツコツと制作しています。
コンテンツの要塞を作る
無料連載講座の目的は有料講座「tataのSax通信講座」のプロモーションです。僕は常々、プロモーションこそ有益なエンターテイメントであるべきだと思っているので、この無料連載講座をどこにも負けない超有料級コンテンツにしてやろうと企んでいます。現在、まさに作っている最中なんですが、これが思った以上に大変なんです(笑)
「tataのSax通信講座」は初心者から中級者を目指すことを目的にした講座で、具体的にはサックスの基礎奏法をマスターする事と読譜能力をつけることを目的にしています。また、この講座はノウハウの提供ではなく楽譜をダウンロードしてカラオケ音源に合わせて練習するという実践的な教材なので、楽譜の読み方や練習方法や基礎奏法などの「ノウハウ」は、事前にすべてお伝えしてしまおうというのが今回の無料連載講座です。無料連載講座は10日間連続で毎日15分の動画講座が配信されるという内容なんですが、この講座をスタートさせるかどうかもユーザー次第です。
この教材は初心者用の講座なんですが、サックス初心者って2つのタイプが存在します。ひとつめのタイプがサックスは初めて、音楽をするのも初めてで楽譜が読めない方。ふたつめのタイプがサックスは初めて、しかし、他の楽器は経験ありで楽譜が読める方。サックス基礎奏法と読譜能力はまったくベクトルが違う能力なので、音楽経験がある人とまったく楽器自体が始めての人では、同じ初心者でもプロセスも上達スピードも違います。
ただ「tataのSax通信講座」はどちらもタイプも対応可能です。要は同じ教材でも使い方を変えることでどちらのタイプでもストレスなく受講できる様に構成しているのですが、同じ教材でもターゲットが少し異なるためプロモーションのアプローチ方法が違うのです。(楽譜が読める人に楽譜を読むトレーニングとしてオファーしてもただのノイズになる)
そのため無料連載講座も2種類コースを選んで受講できるように設定し、ユーザーに合わせて内容が異なる無料連載講座を10日間配信する予定です。
という事は、1日15分の動画講座が10日間2コースなので制作する動画の数は20本。さらにLINE公式アカウントには自動応答機能があって「キーワード」に反応して自動的にメッセージを返信できる機能があり、その機能を使って動画講座の最後にお伝えするキーワードをLINE公式アカウントに入力すると5分のおまけ動画を配信させる仕様にする予定なので素敵。そうなると動画の数はさらに20本追加。さらにLINE公式アカウントのメッセージから動画講座のURLへストレスなく遷移させるために、本日の講座内容と視聴するメリットをまとめた1分動画をLINE公式アカウントのタイムラインに埋め込みます。それも各動画に設置するので20本。
この「tataのSax通信講座」のプロモーションのために用意する動画の数が合計で60本です(笑)誰かに追い込まれた訳ではなく鬼のような量の動画を用意する必要があります。→思いついたらどんなに大変でもやりたくなってしまうクリエイター病を患ってます(´∀`)
作るのはめちゃめちゃ大変だけど、一度作ってしまえば有益なコンテンツが自動的に配信されますし、また、新しく中級者向けの講座やタイプ別の講座を作った時も同じような有益コンテンツによるプロモーションを作っていけば、LINE公式アカウント自体が自動化されるコンテンツの要塞になります。
全体のビジネスモデル
tataのサックス講座プロジェクトのビジネスモデルをビジュアル化するとこんな感じで3段階に分かれます。
フロントはYoutubeやオウンドメディアによる集客のためのコンテンツ。そして、LINE公式アカウントの自動化されたコンテンツの要塞。最後の層が有料コンテンツやレッスンやオンラインサロンです。
2019年にtataのサックス講座プロジェクトを再開させる際に最初に手をつけたのがtataのサックス講座のWEBサイトをオウンドメディア化することでした。
2020年はオンラインサロンを開催しました。(※すった揉んだあって有料サロンから無料サロンに変更しました。)ここでは理念に共感したメンバーとコミュニケーションを取って音楽活動の場を広げていったり、メンバーの音楽活動を応援したり、新しく講座を制作する時にディスカッションする場として考えています。
そして、2021年はこのLINE公式アカウントのコンテンツ要塞を作る事。そして、作り終えればいよいよフロントの活動(Youtube)に乗り出します。
きっかけは昨年のYoutube活動
本当は、サロン内でこれらすべてのプロセスをコンテンツにしてYoutubeやLINE公式アカウントの作業を同時進行させるつもりだったのですが、昨年の夏にYoutubeを始めてみてとてもじゃないけど、そんな大量のタスクを抱えてYoutube活動は無理だと判断しました。
Youtubeの世界に始めてちゃんと向き合ったときに現代人は思った以上にレコメンドされる世界に生きていると感じたんですね。こうなる事はわかっていたけど、AIの自動学習がもうここまで発達しているのかと。(→この話は別の記事でしっかり書きたい)そこを踏まえると少なくともレコメンドされる側にならないといけないので、フロントのコンテンツはAIとユーザーのどちらにも評価されるコンテンツでなければなりません。(特に初期については…)
そう考えたときフロントに最適化した質の高いコンテンツを週に○本アップするよう様に定期的にアップしていくことが必要だと感じました。なので、Youtube(を含むフロントの活動)は一旦、置いといて、バックをしっかり構築した上でYoutubeで戦える体制になってから挑戦しようと思いました。
ちなみに無料サロンの「オンラインサックス部」では、無料連載講座の制作の裏話やコンテンツ制作での気付きを投稿していますし、また無料連載講座の動画ができればすぐに公開していますので、気になる方はぜひ「オンラインサックス部」に入部してください。お待ちしています。