正直、練習が辛い

最近、なかなかサックスが上手くならないなー。なんて思っていませんか?サックスを吹き始めたあの頃は、毎回が新しい挑戦でどんどん上手くなっている気がします。楽器が吹くこと自体が楽しいと思える時期ですね。サックスは他の管楽器に比べて音は出やすいですし、運指もソプラノリコーダーと同じなので♯も♭もつかない『ドレミファソラシド』は簡単です。

だから、初期段階でも簡単な曲であれば吹けてしまいます。ただ、そこからが大変。音は出たけど、憧れのサックスプレイヤーみたいにいい音が出したい!Cのスケールだと簡単だけど、♯とか♭とか使うと運指が覚えられない!楽譜がなかなか読めない。

と、いろんな壁が出てきて、足踏みしている状態になります。少しサックスに慣れてきた頃に訪れる壁。サックスが上手くなりたいと真面目に取り組んでいる人ほど途方に暮れて、少し飽きてくる状態になります。そんな時は、とにかく自分が「楽しい」と思えることを追求すると良いと思います。

練習をしなければならぬという状態になるほど、しんどくなるのも事実。だったら、一度、しなければならぬ練習から離れてみると良いと思います。遊び感覚でサックスを吹いてみましょう。

例えば、サックスを始めたら、あの曲が吹きたい!!と思っていた曲に挑戦する!サックスの特殊奏法にチャレンジしてみる。ひたすらLiveや演奏会に行きまくる。過去に練習した曲を、吹きまくる。友達とカラオケに行って、友達が歌っている隣でアドリブをしてみる。とにかく、自分の心が「楽しい」と思えるなら何でもいいです。それは、人それぞれなので自分の楽しいポイントを見つけてください。

  • 「楽しい」と思えることをして

    「もっと吹きたい」と感じることが出来れば

    「もっと上手くなりたい」と思う様になり

    「上手くなるための練習をしよう」

この心の動きが、サックス上達には欠かせないのです。最短で上達を目指す場合は今、何が自分にとって必要なのか?という事を考えて、必要なことを練習していくのが、一番、早いという事を僕は言ってきました。しかし、その上達するための必要条件の中に「自分の気持ち」を取り除いている人が多いと思います。サックスを吹くことが苦痛になってしまうパターンです。これでは元も子もありません。

心を置き去りにするな

楽しくサックスを続けるためには、自分の心の動きにも、サックス上達の必要条件に入れるべきなのです。ここがポイント。何でもそうですが、試験勉強をしようと思って計画を立てても、結局、挫折してしまった。計画は完璧なのに、上手くいかないのはその計画に「心」という要素を入れ忘れているからです。

計画というロジカルな思考と心というファジーな要素のバランスを取る必要があるのです。例えば、基礎練習。

  • 何のためにロングトーンをやっているのか?
    何のためにスケールをやっているのか?
    何のためにタンギングをやっているのか?

もし、あなたが練習するための理由や意義が今の時点で理解できないのであればこれらの練習はする必要はありません。今のあなたには、不必要な練習です。先ほど説明した下記の自分の心の動きをベースに考えると「上手くなるための練習」は「楽しい」の延長上である事がわかると思います。

  • 「楽しい」

    「もっと吹きたい」

    「もっと上手くなりたい」

    「上手くなるための練習をしよう」

自分の「楽しい」と思えることをした結果、能力が追いついてなくて楽しいことができない。だから、できない事を練習しよう、となります。そのために必要な練習がスケールだったり、ロングトーンであればそれらの練習は楽しい練習になります。今、スケール練習があなたとって必要なくても楽しい事を追求した結果、スケール練習が必要になる時やその練習の意味が腑に落ちる状態で理解できる時が必ず来ます。

その時に練習をすれば良いと思います。今の練習を楽しいと感じない場合は、それは、あなたにとって不要な練習かもしれませんね。また、理由や意義がわからない練習については何のためにこの練習をやっているのか?という事を、先生やサックス仲間に聞いてみるのも良いと思います。

基礎練習の場合は、同じ練習をしていても練習目的が違う場合があるので、必ずしもそれが唯一の正解にはなり得ないのですがあーこの練習はこんな意味があったのか!と自分の考えもしない視点が浮かび上がることがあります。大切なことは、自分の気持ちを置き去りにしないことです。常に楽しいことの延長上でサックスを継続していくことは、難しいことですが「楽しい」と思える気持ちを忘れない。そんな事を心掛けるだけで、楽しみは変わってくると思います。

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