どのサックスを吹けばいいの?

ソプラノ、テナー、アルト、バリトンとたくさん種類のあるサックス。サックスを始めるにあたって、どの楽器を選べばいいのか迷うと思います。もし、憧れのプレイヤーがいてその人みたいになりたい!!と目指すべきプレイヤーがいればそのプレイヤーが使っている楽器を選べばよいと思います。

ただ、漠然とサックスをやりたい!と思っている場合は、アルトサックスをお勧めします。理由は、アルトサックスが一番、ポピュラーだからです。ポピュラーという事は、それだけ演奏している人口が多いという事!

アルトサックスのために書かれた楽譜や教則本。これから見本にすべきプレイヤーの数の多さやリリースされているCDの量。など、これから学ぶにあたっての環境が他よりも整備されています。

サックスは、まだまだ歴史が浅い楽器である事はすでにお伝えしていると思いますが、実はサックスの性能自体も年月を重ねるごとに進化・改善をされてきました。楽器自体の性能だけで判断すると数十年前よりも格段に良くなっています。(古い楽器にしか出せない音もあるので、必ずしも新しい楽器が良いとは限りませんが・・・)

アルトサックスは、そういった側面からも一番最初に改善・開発される対象になります。そういった事もあって、アルトサックスがサックスの中で一番、楽器としての性能がよいと言えるかもしれません。

また、サックスはどの楽器を選んでもすべて同じ運指なので、アルトをやっていたけどテナーに転向するという事も後からでも可能です。標準的には、アルトを吹いておいて必要に合わせて他に楽器を持ち替えるという事も可能です。もし、どのサックスに悩んでいるのであればお勧めはアルトサックスです。